画像引用:© 2017 Twentieth Century Fox Home Entertainment LLC. All Rights Reserved.
こんにちは!ころっぷです!!
今日の映画【ヒート】です。
1995年公開のアメリカの犯罪アクション映画。
徹底的にリアリズムに拘る
ガンアクションの巨匠マイケル・マン監督による、
12分間にも及ぶ
激しい銃撃戦で余りにも有名な作品です。
名優アル・パチーノとロバート・デ・ニーロの初共演作。
緊迫の170分間に興奮しっぱなしです!
この映画はこんな人におススメ!!
●兎に角ガンアクションが好きな人
●男くさい映画に飢えている人
●名優二人の演技合戦を目撃したい人
●仕事に悩みを抱える人
| タイトル | ヒート |
| 製作国 | アメリカ |
| 公開日 | 1996年5月25日(日本公開) |
| 上映時間 | 170分 |
| 監督 | マイケル・マン |
| 出演 | アル・パチーノ、ロバート・デ・ニーロ、 ヴァル・キルマー、トム・サイズモア、 ジョン・ボイド |
究極のリアリティを体感したい時に観る映画
今作を犯罪映画史上の最高作と挙げる映画ファンは多いでしょう。
70年代からテレビドラマで活躍していたマイケル・マン監督が、
1989年に制作した【メイド・イン・LA】を
自らアクション大作としてセルフリメイクしました。
注目すべきはアメリカの映画史を代表する名優、
アル・パチーノとロバート・デ・ニーロの初共演。
1974年の【ゴッドファーザー PARTⅡ】に二人共出演していますが、
時代の異なるシーンでの出演なので、
今作が初めての本格的な共演になる訳です。
激情家の敏腕刑事役のアル・パチーノと、
冷静沈着な犯罪者役のロバート・デ・ニーロ。
相反する立場にいながら、
どこか互いに共感し認め合う複雑な関係性。
追う者と追われる者両者の駆け引きと生き様。
徹底的なリアリズムに拘るマイケル・マン監督の
迫力の映像とアクションシーンの中、
実に男くさい熱いドラマが展開されます。
これぞハリウッド映画と太鼓判を押したくなる様な
犯罪映画の決定版です!
常軌を逸した情熱が作った映画

画像引用:© 2017 Twentieth Century Fox Home Entertainment LLC. All Rights Reserved.
今作を凡百のクライムアクション映画と画する
最大の要因はリアリティです。
出演者達は3か月にも及ぶ実践的な
コンバットシューティングの訓練を受け、
ライフル銃の弾倉の装填の余りの見事さは、
本職の軍関係者が舌を巻く程であったという逸話が残されています。
この「本物」に拘るマイケル・マン監督の執念は、
2008年公開の【ダークナイト】で、
クリストファー・ノーラン監督が最も影響を受けた作品として
今作を挙げた事でも立証されています。
特に今作に於いて伝説のシーンとして有名なのが、
映画中盤のロサンゼルス市街での12分間に及ぶ銃撃戦です。
この大規模なロケーション撮影を実際のロサンゼルスのオフィス街丸ごと使用し、
警察官や病院関係者などもエキストラでは無く
本物の従事者を出演させるという徹底振りだったそうです。
映画というフィクションの世界に本物を持ち込む事で、
作り物のコーティングを越えた実際感が圧倒的な物語への没入を促す。
マイケル・マン監督の美学は映画の価値観そのものを
変えてしまう様なインパクトを後世に残しました。
更に俳優達には役作りの為に
刑務所に行って本物の犯罪者と接しさせたり、
刑事役のアル・パチーノは
実際にロサンゼルス市警の捜査に同行し、
張り込みなども経験したという事です。
そこまでして身体に染み込ませた役のリアリティが、
いざという一瞬の一挙手一投足に違いを見せるのです。
ここまで徹底するのは狂気の沙汰とも言えますが、
完成作品を見ればそれが如何に効果を挙げているが分かります。
おつまみのリアリティ

今日のおつまみは【ゴーヤのチーズ焼き】です。
今年の夏に我が家でバズってリピートされたメニュー。
妻の勤め先の方が家庭菜園で収穫したゴーヤを、
大量に分けて下さった上にレシピまで教えてくれました。
本来はこれにコーンを混ぜると尚美味しいらしいです。
フライパンにミックスチーズを適量並べて、
ゴーヤを散らしてカリッと焼くだけ。
ビールにもワインにも合う簡単お手軽おつまみです。
男達の美学

画像引用:© 2017 Twentieth Century Fox Home Entertainment LLC. All Rights Reserved.
映画ではロサンゼルス市警の刑事ヴィンセント(アル・パチーノ)と、
プロの犯罪者ニール(ロバート・デ・ニーロ)との共演シーンは
殆どが同フレームに収まらないカットバックが多いので、
実際は別撮りを繋げたのではないかという憶測が当時流れました。
映画中盤での追う者と追われる者が同じテーブルに着くシーンでも、
互いのバストアップショットのカットバックだけで、
上の写真の様なカットは本編では一切使われていません。
このシーンの撮影では、
ロバート・デ・ニーロの提案で
敢えてリハーサルをせずに本番の撮影をしたそうです。
初めて顔を合わせる両者の緊迫感を演出し、
それぞれの細かい表情をアップで撮影する事に依って、
互いが立場を越えて認め合う様を情感たっぷりに伝える
名シーンになっています。
物語は善と悪との対決の図式を取っていますが、
善なる刑事にも様々な問題があり、
悪なる犯罪者にも情愛や美学が描かれます。
それぞれの立場に観客を寄り添わせる事に依って、
クライマックスの対決シーンに絶大な緊迫感が生まれるのです。
善悪では割り切れない人間の業が、
命を懸けた戦いの果てに
言葉には出来ない様なカタルシスを迎える。
ハリウッドが誇る腕利きの仕事人達が本気で取り組んでいるからこそ、
使い古された様なモチーフであっても
はっきりとした違いを見せてくれるのです。
究極のリアリティを体感したい時に観る映画。
映画とは単なる娯楽ではありません。
ましてただの芸術品でもありません。
私達の人生に生きる為の力を示唆してくれる、
ごく身近な体験なのです。
類稀な才能と、弛まぬ努力と、溢れる情熱。
この三拍子が揃った
今作品がつまらなくなる訳がありません。



