ドキュメンタリー

映画【エリック・クラプトン ー12小節の人生ー】おつまみ【茹でササミのねぎ油掛け】

画像引用:© BUSHBRANCH FILMS LTD 2017 David Wedgebury All Media Worldwide In Perpetuity NO RESTRICTIONS

この映画はこんな人におススメ!!

●エリック・クラプトンのファンの人

●音楽の歴史に興味がある人

●天才の孤独を味わいたい人

●どん底から這い上がる男の姿を見たい人

タイトル映画【エリック・クラプトン ー12小節の人生ー】
製作国イギリス
公開日2018年11月23日(日本公開)
上映時間135分
監督リリ・フィニー・ザナック
出演エリック・クラプトン、B・B・キング、
ジョージ・ハリソン、パティ・ボイド、

どん底から這い上がる時の為の映画

映画のタイトルにある12小節とは、

ブルースの最もスタンダードな形で、

僅か3つのコードを12小節括りで繰り返すという曲調の事です。

そしてイギリスが生んだおそらく最も有名なギターリストである

エリック・クラプトンの半生も、

失敗と成功を繰り返し、数奇な運命に翻弄された、

12小節の物語なのです。

今作ではエリック・クラプトン本人のナレーションにより、

出生の秘密からミュージシャンとしての成功、

ドラッグやアルコールに溺れた挫折の時期や、

親友の妻である女性への想いなど、

実に赤裸々に語られています。

圧倒的な才能と努力でギターリストとしての名声を極めながら、

他人への不信や孤独感からどん底に落ちてしまう伝説の男。

貴重なプライベート映像や写真の数々、

伝説のミュージシャン達との交流など、

膨大な資料を纏め上げた監督の手腕も見事です。

監督のリリー・フィニー・ザナックは、

1990年公開の【ドライビング・ミス・デイジー】で

第62回アカデミー賞に於いて製作者として作品賞を受賞している人物。

彼女の初監督作品だった1991年の【ラッシュ】の音楽と主題歌を

クラプトンに依頼した事が縁で、

今作のドキュメンタリー制作に繋がりました。

エリック・クラプトンという偉大なギターリストの、

その内に秘めた心の闇の部分にスポットを当て、

人間としての弱さや醜さまで曝け出した衝撃的な作品になっています。

孤独な青年はギターで世界と対峙した

画像引用:© BUSHBRANCH FILMS LTD 2017 David Wedgebury All Media Worldwide In Perpetuity NO RESTRICTIONS

エリック・クラプトンの人間性を形成する上で、

非常に大きな影響を与えたのは「母」の不在でした。

母親のパトリシアが16歳の時にカナダ人の軍人との間に生まれたのが、

エリックでした。

その後パトリシアはエリックを祖父母に預け別のカナダ人と再婚。

エリックはずっと祖父母を両親と信じ、

実の母親を年の離れた姉だと思って育ったそうです。

その複雑な出生がエリックに与えた衝撃は計り知れないものがあるでしょう。

他人への不信、そしてその深い孤独感から

常に誰かしらからの「庇護」と「愛」を求め苦悩する人生。

音楽家として他を圧倒する才能を発揮した彼の、

原動力となったのはこの「愛」への渇望だったのかも知れません。

この映画では各年代のエリック・クラプトンの顔を浴びる程見られる訳ですが、

明らかに彼には「笑顔」が足りないんです。

仮に笑っていたとしても寂しげな憂いが常に含まれていて、

その遠くを見つめる目には世を達観している様な

どこか冷たさを感じてしまいます。

誰よりも音楽を愛しそれに情熱を注いできた事は、

そのギタープレイが何よりも如実に立証しているのですが、

彼は常に何かに飢えていて

満足出来ない苛立ちを抱えている様に見えるのです。

世に天才と呼ばれる人物にはどこか決定的な欠落部分があるとよく言います。

そんな自分自身の欠落に深く傷付き、

やがて音楽的な成功とは裏腹に

ドラッグやアルコールに身を蝕まれていく。

正にロック・ミュージシャン達の典型とも言える姿ですが、

エリック・クラプトンがジミヘンやジャニスの様に

若くして命を落とさずに済んだのは、

或いは紙一重の奇跡であったのかも知れません。

最強の万能ダレ降臨

今日のおつまみは【茹でササミのねぎ油掛け】です。

巷で最強と噂の万能ダレ、

桃屋の「揚げ葱がザクっと香ばしい食べるねぎ油」の登場です。

これラジオ番組で激推しされていたのを聞いて、

早速試したらもう最強でした。

本当に何に掛けても合う。

今回はヘルシーに茹でササミでしたが、

冷奴でも唐揚げでもサラダでも勿論オン・ザ・白米でも最強。

まさにおつまみの強い味方・桃屋様の傑作瓶詰め商品なのです。

そして偉大なミュージシャンは静かにギターを構える

画像引用:© BUSHBRANCH FILMS LTD 2017 David Wedgebury All Media Worldwide In Perpetuity NO RESTRICTIONS

映画の中でクラプトンは本当に真摯に自分自身を語ります。

それはスターとしての虚栄を剥ぎ取った、

正に素の自分自身を曝け出す行為です。

そんな事をしなくても、

輝かしいキャリアがあり、

世界中のミュージシャンから尊敬され、

数え切れない程の音楽ファンから愛されているのだから、

天才ギターリストとして神格化されていればいいのにとも思ってしまいます。

しかし彼が愚直なまでに自分自身を曝け出すのは、

彼が表現者として今も挑戦し続けているという証なのです。

80歳を越えて尚、

現役でステージに立ちギターを奏で歌を唄っています。

彼の様な偉大な音楽家であっても、

人生には失敗が付き物でどん底の日々も経験している。

自暴自棄になったり、人を傷付けたり、大きなものを失ったり。

それが彼の表現をまたひと回りもふた回りも大きくしていく。

アーティストとしての呪縛の様に、

彼等の人生に於ける光と影とは、

それが強烈であればあるほど人を惹き付けるのかも知れません。

どん底から這い上がる時の為の映画。

エリック・クラプトンは2023年、

海外アーティストとしては初めての日本武道館100回公演を達成しました。

彼は日本の音楽ファンをリスペクトしており、

日本武道館という会場に対して特別な思いを持っているそうです。

更に日本の歴史や文化を愛し、

何より礼儀正しく親切で信頼の置ける日本人が好きだという事です。

長きに渡り第一線で音楽の歴史を築いてきたレジェンドから

リスペクトされるという日本のブルースファン達に敬意を抱きつつ、

改めてエリック・クラプトンが生み出した音楽を味わっていきたいと思います。

これから彼の音楽に触れるという方にも、

この映画でその激動の半生を味わってみては如何でしょうか。