恋愛映画

映画【ONCE ダブリンの街角で】おつまみ【豚肉のレモンクリームソース】

画像引用:IMDb

こんにちは!こっろぷです!!

今日の映画は【ONCE ダブリンの街角で】です。

ストリートミュージシャンの主人公と移民の女性との淡い恋の物語。

それぞれが背負う人生の悲哀が極上の劇中歌と共に胸に染みる作品です。

この映画はこんな人におススメ!!

●街角の出会いに憧れる人

●音楽を奏でる喜びを味わいたい人

●切ない恋愛映画が観たい人

●それぞれの人生を歩み出す人達

タイトルONCE ダブリンの街角で
製作国アイルランド
公開日2007年11月3日(日本公開)
上映時間87分
監督ジョン・カーニー
出演グレン・ハンサード、マルケタ・イルグロヴァ、
ゲオフ・ミノゲ、ビル・ホドネット
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音楽で心通わせたいと思った時に観る映画

今日の作品は音楽を通して心を通わせていく男女の切ない恋愛物語です。

極限られた低予算で制作された作品でしたが、

口コミによってその上映館を徐々に増やしていき、

第80回アカデミー賞では歌曲賞を受賞するなど高い評価を受けました。

所謂ボーイ・ミーツ・ガール的な物語なのですが、

主人公の想いがオリジナルの楽曲で表現されていく所にこの作品の魅力があります。

主人公を演じるグレン・ハンサードはプロのミュージシャンで、

ヒロイン役のマルケタ・イルグロヴァも同じくミュージシャン。

この映画の為に制作された楽曲はグラミー賞にもノミネートされる程の評価をされました。

そしてこの作品はアメリカ・ブロードウェイにおいて、

ミュージカルとして舞台化されトニー賞を受賞する人気作品にもなっています。

物語の普遍性と、日常をしっかりと描いた描写力。

そして何よりも素晴らしい楽曲の演奏シーンが、

忘れ難い感動を引き起こしてくれる作品です。

街角の小さな物語

画像引用:IMDb

主人公の男はダブリンの繁華街でストリートミュージシャンをしています。

既に若くもなく、自身のオリジナル楽曲は人目の無い夜に演奏するなど、

ミュージシャンとしては不遇を囲っていると言っても良い状況です。

そこへ彼の音楽に興味を持って話し掛けてきた女性。

彼女はチェコ移民の花売りでした。

彼女もまたピアノを演奏するミュージシャンで、

生活と将来に不安を抱えながらも何とか前向きに生きようと頑張っています。

この世間的にみて垢抜けない2人のぎこちないやり取りが実に微笑ましく、

またアイルランドの慢性的な不景気や、

ヨーロッパの移民問題などの背景を匂わせながらも、

ごく狭い範囲での個人的な物語に終始した語り口に好感が持てたりします。

監督のジョン・カーニー自身も主演のグレン・ハンサードと音楽活動をしていた人物で、

音楽という夢を追う人間の心情を実にリアルに描いています。

中々現状を打破出来ずにいる主人公が自分の楽曲に込めた想い。

グレン・ハンサードのパワフルなヴォーカルが我々観客の心に、

ストレートに主人公の人生に対する想いを伝えてきます。

この音楽が持つ直情的な力。

人生における偉大なパッションを飾る事無く描いた所に、

今作の魅力があるのだと思います。

浮かばれない思いをしているのは、彼等だけでは無いですが、

街角のほんの些細な出会いがもたらした一瞬の煌めきが、

映画を観る人達に生きる希望を与えてくれます。

寂しさや不安を持ち寄って同じ街に暮らす人々。

音楽が結び付けた出会いが彼等の人生をゆっくりと変えていきます。

アイルランドの伝統料理、の様なおつまみ

今日のおつまみは【豚肉のレモンクリームソース】です。

アイルランドのダブリンが舞台の映画という事で、

何となくヨーロッパを感じるおつまみになっているかと思います。

豚肉の薄切りを塩・胡椒の下味と軽く小麦粉をまぶしてソテー。

ソースは「カルディ」さんのレモンのパスタソース(我が家のお気に入りです)に、

牛乳でクリームっぽくしたもの。

大豆の水煮とマッシュルームをソースに合わせる事で栄養満点メニューに。

見た感じアイルランドの伝統家庭料理です、

と言ったら信じてしまう様なビジュアルになりました。

味は抜群でした。ご馳走様です。

不器用な人生を変える音楽の力

画像引用:IMDb

人は皆、将来に対する希望と不安の天秤の上で生きています。

ミュージシャンの夢を捨てられない主人公が、

ダブリンの街角で大声を張り上げるのも見えない未来に向かって

必死に問い掛けているかの様です。

「自分はどこまで出来るのか?このままで本当にいいのだろうか?」

そこへふと声を掛けてきた花売りの女性が、

彼の曲を素直に良いと言ってくれます。

忙しく行き交う人々の中で、彼のSOSの様な叫びに

唯一耳を傾けてくれた、同じ様に将来に不安を抱える移民の女性。

互いに不器用なやり取りではありますが次第に心の距離を縮めていきます。

しかし2人は安易に恋愛に飛び込む様な状況に無く、

様々な過去や現状への想いを楽曲で表現していくシーンには、

誰にしも覚えがある様なシンパシーとリアリティが感じられます。

過去に縛られる主人公が前に進む為にレコーディングした楽曲達。

その想いを一気に吐き出す様に演奏されたメロディと歌詞が実に心に染みます。

映画の2人は長い人生の中のほんの一瞬の間、

想いを共有し心を寄せ合いました。

映画であるのに、映画の様に安易な展開にはなりません。

でもそんな所がいつまでも尾を引く余韻となって

観客の心に様々な想いを浮かび上がらせてくれるのだと思います。

音楽で心通わせたいと思った時に観る映画。

人の歌声は実に不思議な物です。

音楽の最もピュアな部分だと思います。

その声の震えと響きが、言葉に出来ない想いを如実に語ったりします。

それぞれの人生が別の方向に進んで行っても、

その音楽の余韻は心に居続けます。

シンプルでさり気無い演出の映画ですが、

音楽の様に耳を満たす余韻が心地よい作品だと思います。