画像引用: © 2021 Paramount Pictures. All rights reserved.
こんにちは!ころっぷです!!
今日の映画は【ブラック・レイン】です。
1989年公開のアメリカのアクション映画。
巨匠・リドリー・スコット監督が自身のフィルモグラフィの中でも
お気に入りの一本として挙げている作品です。
大規模な大阪でのロケ撮影。
日米オールキャスト共演による迫力のアクションシーン。
今や存在自体が伝説化している
映画史に残る傑作です!
この映画はこんな人におススメ!!
●フィルムノワール(犯罪映画)が好きな人
●80年代の大阪の空気感を体験したい人
●俳優の命懸けの演技を目の当たりにしたい人
●人種を越えた友情を目撃したい人
| タイトル | ブラック・レイン |
| 製作国 | アメリカ |
| 公開日 | 1989年10月7日(日本公開) |
| 上映時間 | 125分 |
| 監督 | リドリー・スコット |
| 出演 | マイケル・ダグラス、アンディ・ガルシア、 高倉健、松田優作 |
伝説の映画を体感したいと思った時に観る映画
今作は公開から40年近くの時が経ちますが、
今尚伝説の作品として映画ファンから熱狂的な支持を受け続けています。
そして日本の映画ファンにとってはやはり、
名優松田優作の遺作となった作品として記憶されている事でしょう。
40歳という若さで散ってしまった伝説の俳優。
今作の撮影時には既に膀胱癌の末期で、
病魔と闘いながら激しいアクションシーンを見事に演じ切りました。
その鬼気迫る演技は今観ても圧倒的な存在感です。
改めて稀有な役者であった事が窺い知れます。
日米のスター俳優達の豪華共演。
1979年の【エイリアン】や、
1982年の【ブレードランナー】などで、
ハリウッドきってのヒットメーカーとなった
リドリー・スコット監督による緊迫感満点の演出。
1988年の【ダイ・ハード】で高い評価を得た、
オランダ出身気鋭の撮影監督ヤン・デ・ボンによる、
大阪の街を幻想的且つエネルギッシュに切り取った映像。
音楽は1988年の【レインマン】で注目を集めた
後の巨匠作曲家ハンス・ジマー。
編集は1983年の【ライトスタッフ】でアカデミー編集賞を受賞したトム・ロルフ。
主演は1987年公開の【ウォール街】で
アカデミー主演男優賞を受賞したマイケル・ダグラス。
共演に1987年の【アンタッチャブル】で注目を集めたアンディ・ガルシア。
日本からは言わずと知れた銀幕のトップスター高倉健。
そしてアクションから軽妙なコメディまでこなす
多才な人気俳優、松田優作。
超一流のスタッフとキャストが集結し、
尋常で無い熱量によって制作されたこの作品は、
日米の文化の違いを越えて、
互いのプライドと美点が豊かに融合した
奇跡的な到達点となりました。
文化の交差地点

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生活の為には横領も辞さない清濁併せ飲む
タフなニューヨークの刑事ニック(マイケル・ダグラス)が、
偶然出くわした日本のヤクザ佐藤(松田優作)を
殺人容疑で逮捕する所から物語は始まります。
しかし何からの圧力によって日本へと強制送還となった佐藤を、
ニックと相棒のチャーリーが護送するのですが、
大阪に到着するなりまんまと逃走されてしまう。
ニックとチャーリーは言葉も通じない不慣れな土地で、
お目付け役の松本警部補(高倉健)の協力を得ながら、
次第に佐藤を追い詰めていくというストーリーです。
日本の捜査方針や仕来たりに困惑しながらも、
互いの能力を認め合いやがて強い信頼関係を築いていく
日米の両刑事達の姿が熱いドラマになっています。
当時撮影許可の下りなかった新宿では無く、
大阪で大規模なロケ撮影を行った事も、
今作のエキゾチックな世界観の構築に一役買っていました。
しかしアクションシーンの撮影では警察の許可が下りず、
殆どのシーンをアメリカで別撮影せざるを得ない事態に陥ったそうです。
80年代当時はまだ日本にフィルムコミッションという概念は無く、
道路使用や建物内での撮影にも制約が厳しかったのです。
しかしそんな困難を乗り越え、
名優達の力強いアクションを丹念に演出したリドリー・スコットの忍耐力も流石です。
日米の文化の違いや価値観の違いも物語のテーマの一つとなっていますが、
ハリウッド映画によくあるアジア人軽視の描写も無く、
ミステリアスな異国情緒の中で展開される
仁義なき戦いとハリウッドアクションの数々が、
嘗て無かった様な独特な美学を作り上げています。
伝説の夏の定番おつまみ

今日のおつまみは【ゴーヤと魚肉ソーセージのかき揚げ】です。
今年もこの鉄板メニューの登場です。
わたくしころっぷの実母のレシピを
妻が継承し、
我が食卓の定番メニューとなりました。
正に伝説のおつまみなのです。
ゴーヤと魚肉ソーセージの相性が抜群なのです。
夏のビールのお供に最適!
伝説の映画人達

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松田優作が演じた佐藤というキャラクターのエキセントリックな存在感は、
その後の犯罪映画の悪役像に大きな影響を与えました。
危険なバイクのスタントも自らこなし、
英語の台詞にも複雑な感情表現を含ませ、
ハリウッドスター相手に一歩も引かない演技を見せ付けました。
撮影時に彼の病の事を知っていたのは
共演者の中では安岡力也唯一人だったそうです。
正に命懸けでこの作品に賭けていたのだと思います。
当時日本の俳優がハリウッド映画に出演する事は殆どありませんでした。
今日の渡辺謙や真田広之の様な活躍は信じられない時代だったのです。
映画制作の規模も技術もハリウッド映画には到底敵わない、
まして言葉の壁もある俳優がアメリカで評価されるというのは、
言うなれば絵空事だった訳です。
しかし松田優作の演技はハリウッドの関係者達を驚愕させました。
次回作としてロバート・デ・ニーロとの共演作のオファーが
あったという話は有名です。
時代の先駆者として、
見事常識に風穴を開けた松田優作の夭折は本当に残念な事でした。
もし彼があのままハリウッドで活躍していたならばと、
映画ファンであればどうしても想像してしまう所です。
海外で活躍する日本人がスポーツの世界でも珍しく無くなった昨今ですが、
何にしろエポックメイキングな人物はやはり偉大だと思います。
そう言った意味でも松田優作という役者は伝説なのでしょう。
そしてオスカー俳優のマイケル・ダグラスを向こうに回して、
抑えた演技で見事な存在感を発揮したのが名優高倉健です。
英語台詞も流暢にこなし、
実に人間味溢れるキャラクターを味わい深く表現していました。
この作品は日本の俳優達の実力を世界に知らしめてくれたのだと思います。
きっと日本の映画関係者達は誇りに思った筈です。
骨太のアクション作品にリアルな人間の葛藤を加味した功績。
小津や黒澤映画に憧れたハリウッドの才能達が、
日本という国の持つ芸術性に何かしらの可能性を感じた様に、
これからの日本映画も更に世界に存在感を示して欲しいと願います。
伝説の映画を体感したいと思った時に観る映画。
長い時を経て、
今作に出演した日本の名優達の殆どが既に鬼籍に入ってしまいました。
若山富三郎、神山繁、高倉健、松田優作、内田裕也、ガッツ石松。
時代を彩った一癖も二癖もあった名優達。
彼等の輝きが永遠に刻み込まれたフィルムが現存するという事が、
我々映画ファンにとって何よりの宝だと思います。



