サスペンス映画

映画【ドライブ】おつまみ【ミートボールトマトスパゲッティ】

画像引用:IMDb

こんにちは!ころっぷです!!

今日の映画は【ドライブ】です。

人気俳優ライアン・ゴズリング主演のハードボイルド・サスペンス。

シンプルな物語ながらリアルな人物描写で観る者を強烈に引き込む、

悲しくも美しいクライム・ムービーです。

この映画はこんな人におススメ!!

●クールなサントラを聞きたい人

●無口な男が好きな人

●不器用な男が好きな人

●運転が巧い男が好きな人

タイトルドライブ
製作国アメリカ
公開日2012年3月31日(日本公開)
上映時間100分
監督ニコラス・ウィンディング・レフン
出演ライアン・ゴズリング、キャリー・マリガン
ブライアン・クランストン、ロン・パールマン、
オスカー・アイザック、アルバート・ブルックス
created by Rinker
¥4,439 (2023/06/06 20:56:48時点 楽天市場調べ-詳細)

不器用な男の美学に痺れたい時に観る映画

今回の映画は人気俳優ライアン・ゴズリングの出世作です。

【ラ・ラ・ランド】や【ブレードランナー2049】でトップスターとなる前に、

彼はこの作品で映画に特別な違いを生み出す事の出来る

稀有な俳優である事を証明して見せました。

今作のキャラクターは極端に無口で孤独なドライバー。

表の顔は映画のスタントドライバー。

裏の顔は強盗の逃亡を請け負う逃走車のドライバー。

冷静沈着で凄腕のタフガイ。

その内面は愛に飢えた孤独で心優しい男。

日本人にとっての永遠の不器用タフガイ・高倉健さんを彷彿とさせる様な、

悲しく、カッコいい男がこの映画の主人公なのです。

弱きを助け、強きを挫く。

孤独な男の恋と命を懸けた戦いは、

いつの時代も胸熱の鉄板ストーリーです。

優しい暴力映画

この作品は過激な暴力描写を含むのでR15指定映画です。

愛する者を守る為、主人公は躊躇なく暴力を使います。

この主人公に名前は無く、素性も一切明かされず、

台詞は極端に少なく、何を考えているかもよく分かりません。

この感情を表にしない男が、同じアパートに住む女性に好意を寄せ、

やがて親しくなっていくシーンで見せる不器用な表情が物凄く優しいんです。

口角が僅かに上がる程度の笑みに、主人公の感情が如実に表れています。

これはリュック・ベッソン監督の【レオン】にも通ずる格差インパクトですね。

無愛想な人物が表情を崩すと、そのギャップにやられてしまう。

この辺りの人物設定が巧くて、自然と引き込まれていきます。

物語もこれでもかと加速度的に転落していくので、

観客としては「やめてー」という感じで鷲掴まれてしまいます。

脚本の巧さと、キャラクター造形の巧さで、

特に新しい事をやっている映画では無いのに新鮮に映ってしまう。

これがセンスというやつなんでしょう。

ややレトロな雰囲気の電子音楽を多用したサントラも、

映画の渇いた空気感と妙にマッチして印象的です。

デンマーク出身のニコラス・ウィンディング・レフン監督は、

今作でカンヌ国際映画祭の監督賞を受賞しています。

絶妙なバランス感覚で多くの観客に新鮮な物語像を植え付けた手腕は確かです。

これ程までに過激な暴力描写でありながら主人公に嫌悪感を抱かないというのは、

中々に稀有なケースなのではないでしょうか。

イタリアンマフィアのソウルフード

今日のおつまみは【ミートボールトマトスパゲッティ】です。

勝手なイメージでイタリア系マフィアのソウルフードだと思っています。

イタリア人は強面のオジサンですらマンマの作るミートボールトマトスパゲッティに

常に飢えていますよね。それこそ禁断症状が出てしまうレベルに。(勝手なイメージです)

今作でも登場するイタリア系マフィア。

なぜか彼等の表向きの商売は常にイタリア食堂ですよね。

兎にも角にもミートボールトマトスパゲッティは本当に間違いの無いメニューです。

全てを捨てる覚悟の恋

画像引用:IMDb

クライム・サスペンス映画の定石通り、

この作品も悪い方向へどんどんとエスカレートしてしまうストーリーです。

主人公の優しさや、ささやかな幸せを享受する姿に感情移入している観客にとっては、

この辛辣な物語はやや応えるかも知れません。

出来れば孤独な男にも幸せになって欲しいと願わずにはいられないでしょう。

しかし愚かにも男は全てを捨てて戦ってしまうのです。

それも愛ゆえの行為なのですが、

嫌な予感にハラハラドキドキと祈る様な気持ちになってしまいます。

不器用な男だけに、適当に妥協するという事を知りません。

そこは極端過ぎる位に直球なんですよね。そこが健さんの魅力なのですが。

いや、ライアン・ゴズリングでした。

この一途な恋心の切なさと、スタイリッシュなバイオレンスが融合した、

意外に今まで無かったタイプの映画なのです。

勝手にナイーブなタランティーノ作品と名付けました。

不器用な男の美学に痺れたい時に観る映画。

今作のライアン・ゴズリングは男も惚れる魅力的なキャラクターです。

映画通に兎角人気の作品ですが、

全く難解な所はありません。

やや過激な暴力描写があるので、そこの所をご了承頂ければ、

文句無しにお勧め出来る作品です。