画像引用:©2019 WARNER MUSIC UK LIMITED
こんにちは!ころっぷです!!
今日の映画は【リアム・ギャラガー:アズ・イット・ワズ】です。
2019年公開のイギリスのドキュメンタリー映画。
イギリスのロックバンド「オアシス」のボカールであるリアム・ギャラガー。
2009年に兄でありソングライターのノエル・ギャラガーとの確執が原因で、
「オアシス」は解散。
失意のどん底からソロ・アーティストとして復活を遂げるまでの、
稀代のボーカリストの素顔に迫る作品です!
この映画はこんな人におススメ!!
●オアシスのファンの人
●ロックスターの生き様を目撃したい人
●失意のどん底からの復活が観たい人
●孤高の存在の孤独を知りたい人
| タイトル | リアム・ギャラガー:アズ・イット・ワズ |
| 製作国 | イギリス |
| 公開日 | 2020年9月25日(日本公開) |
| 上映時間 | 88分 |
| 監督 | チャーリー・ライトニング、 ギャビン・フィッツジェラルド |
| 出演 | リアム・ギャラガー |
ロック・スターの素顔を観たい時の映画
1991年に結成されたイギリスのロックバンド「オアシス」。
音楽に余り興味が無い人でもその名前を聞いた事はあるのでは無いでしょうか。
極控え目に言っても、
彼等はビートルズ以来のイギリスが生んだビックバンドです。
これまでに世界中で7500万枚以上のセールスを記録し、
特に1995年に発表したセカンドアルバム「モーニング・グローリー」は、
2000万枚以上を売り上げ90年代を代表するロックアルバムになりました。
しかし人気絶頂の2009年、
それまでにも何度も確執があったバンドの中心メンバーである、
ボーカルのリアム・ギャラガーとその兄のノエル・ギャラガーとの間に、
決定的な決裂が起りバンドは解散してしまいます。
失意のどん底に突き落とされたリアム・ギャラガー。
常に強気で攻撃的な姿勢を崩してこなかった彼の、
打ちひしがれた姿が実に衝撃的です。
この映画ではリアム・ギャラガーという
稀代のロックスターのパブリックイメージとは全く違う、
彼自身の生身の姿を垣間見ることが出来るのです。
一人の人間として傷付き弱音も吐く。
最も近い所で愛憎と共に過ごしてきた兄のノエルを失い、
音楽的にも方向性を見失ってしまうリアムの、
奇跡とも言える復活劇が実に感動的に描かれているドキュメンタリーフィルムです。
リアム・ギャラガーという男

画像引用:©2019 WARNER MUSIC UK LIMITED
自ら世界一のロックヴォイスを持つと豪語するリアム。
彼等の音楽が好きでは無くとも、
リアムの声が人の心に呼び起こす衝動を否定する事は出来ないのでは無いでしょうか。
彼の声は実にそういった類の特別な声なのです。
存在感抜群のパフォーマンス。
いつの時代にも必要とされてきたカリスマ性というものを、
これ程までに体現したアーティストも中々居ないでしょう。
そんな彼も人間的には決して褒められた存在ではありませんでした。
他バンドに対する数々の暴言。
ドラッグやアルコールで度々起こしていた暴力事件。
現代のコンプライアンスでは考えられない悪行の限りを繰り返してきた、
正にロック界の超問題児だったのです。
反体制や媚びない精神が神格化されるロックミュージックの世界に於いても、
リアム・ギャラガーという男は規格外のトラブルメーカーでした。
この映画は世界的なロックバンドとして成功を収めた
「オアシス」が解散して10年が経過した2019年に公開されました。
新しいバンド活動も満足する結果が得られず、
相変わらずの大口とは裏腹にリアムの心中は不安と苛立ちに満ちていました。
ソングライターとして絶対的な存在だった兄のノエルとは顔も合わせず、
連絡を取ろうとしても無視され続ける。
更に私生活でも離婚訴訟に隠し子まで発覚し、
正にキャリアのドン底を味わっていたのです。
天才ヴォーカリストと言えども人の子。
この映画では彼の弱い部分や、
これまでひた隠しにしてきた本音の部分を映し出していきます。
ロックスターとして神格化されていたリアム・ギャラガーという男の、
実像にこれでもかと迫っていくのです。
おつまみのビックスター

今日のおつまみは【巨大ハンバーグ】です。
何と500gの合い挽き肉と豆腐一丁を
まるっと大きなハンバーグにしてしまいました!
これがまた絶妙な柔らかさでジューシー。
こんなの食べきれるかと思っていたら、
あっと言う間に無くなっていました。
これはキンキンに冷えたビールと共にいきたいですね。
ステージでしか生きられない男

画像引用:©2019 WARNER MUSIC UK LIMITED
2025年の音楽界に於いて、
最も話題を集めたのは「オアシス」の再結成ツアーだったのでは無いでしょうか。
実に16年もの年月を経て、遂に聴衆の前に立った伝説のバンド「オアシス」。
しかしこの映画が製作されていた当時はまだその片鱗も無かったのです。
彼は一人になって改めて自分の音楽と向き合います。
天才ソングライターのノエルに認められたいという一心で、
パフォーマンスを磨き上げた自身のキャリア。
成功を笠に傲慢で不遜な態度を取り、
メディアとの関係を悪化させた事も一度や二度ではありませんでした。
しかしそれは彼のほんの一部分でしか無く、
「オアシス」という巨大な鎧を脱いだリアム・ギャラガーという男は、
不器用なまでに純粋に自分の音楽を追求する一人のアーティストだったのです。
ギターを手に自ら作曲した曲を口ずさむ彼の姿には、
ロックに目覚めたばかりの少年の様な生き生きとした輝きがあります。
ソロアーティストとして、
彼が発表した楽曲は「オアシス」のリアム・ギャラガーとは異なる、
ストレートで繊細なヴォーカルを聞かせる作品に仕上がっていました。
長い低迷期に自分自身と向き合い、
もう一度音楽への探求心を取り戻したリアム。
彼はやはりステージの真ん中でしか生きられない男だったのです。
これ程の成功を手にした人間でも挫折を感じる瞬間はあるのです。
そこから這い上がる事の困難もまた人一倍のものがあった筈です。
見事にそれを成し遂げた彼にとって、
再び「オアシス」という巨大な船に乗って航海に出る事は、
宿命だったのかも知れません。
ロック・スターの素顔を観たい時の映画。
個人的に「オアシス」に関してはそれ程聴いてはきませんでした。
同じイギリスのバンドだったら「レディオ・ヘッド」や
「コールド・プレイ」の方が好みの音楽でした。
しかし今回この映画を観てから聴く「オアシス」の曲は格別でした。
そこには時代に左右されない骨太のロックミュージックがありました。
不器用で問題だらけのバンドですが、
愛さずにはいられない人を高揚させる特別な音楽なのです。
今後の「オアシス」とリアム・ギャラガーからは
益々目が離せないなと感じました。



